松尾貴史＆G2のユニット「AGAPE store」の活動再開第一弾を飾るのは、
没後１０周年を迎える中島らも原作の『君はフィクション』と題する舞台。

しかし、ただ単に
同名タイトルの短編小説を舞台化するという単純な図式には収まらない本企画。
中島氏が発表した名作にちりばめられた
ギャグ、ナンセンス、濃いキャラクター、オカルティックな物語などのエッセンスを
AGAPE流にコラージュして再構成し、新たなストーリーをお贈りします。

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霊媒師をかたる詐欺師は、"空き家コンシェルジュ"と名乗る女から
「とある空き家に無断で住んでいる青年を追い出してほしい」
という依頼を受ける。
強面の男たちが力づくで追い出そうにも、皆
「黒い大きな生き物にラリアートされた」
と怯え、その家には誰も近づけないという。
しぶしぶ調査をするはめになった詐欺師だが、
"手造りの店の店主"、"老夫婦の引っ越し屋"、"地図を作る男"など
個性あふれる面々に翻弄され、調査は難航する。

やがて辿り着いたのは青年の姉を名乗る女性。
彼女はかつて詐欺師が愛した女性だった。
しかし…彼女にも何やら秘密の匂いが…。
詐欺師は迫り来る怪しい黒い影から逃れ、
空き家にまつわる謎を解き明かすことができるのか？

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中島氏と親交が厚かった松尾、G2の二人だからこそ実現できた
数々の「離れ業」をご堪能ください。